
ダイキンの加湿空気清浄機は、ダイキン独自の技術であるストリーマでニオイ分子や花粉などの有害物質を分解する技術に優れています。フィルターにニオイを吸着させてストリーマで分解してしまうので脱臭能力も抜群で、フィルターは10年間お手入れ不要です。
MCK55Wはスリムタワー型なので場所をとらず、寝室や子供部屋などに置いても邪魔になりません。デザインもシンプルで家具やインテリアによく馴染みます。
また、部品を縦に積み上げたタワー構造になっているので、内部のファンの音が外に漏れにくく、とても静かです。給水タンクがいちばん上にあるので、給水もしやすいです。
色は、ホワイト、ディープブラウン、ダークグレー(限定色)の3色展開です。
我が家では、リビングでダイキンの加湿ストリーマ空気清浄機の上位モデル、MCK70Wが稼働しています。
エアコンをつけて寝たときの喉の乾燥がつらくなってきたので、寝室にも同じくダイキンの加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wを購入しました。
使ってみての感想などレビューをしたいと思います。
この記事のもくじ
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wの仕様
機種名 | MCK55W-W(T)(H) |
ラインナップ | ホワイト:MCK55W-W ディープブラウン:MCK55W-T ダークグレー:MCK55W-H(限定色) |
適用床面積 | 空気清浄:25畳 加湿空気清浄:木造 8.5畳、プレハブ 14畳 |
外寸 | 高さ70cm×幅27cm×奥行き27cm |
質量 | 9.5kg(水なし) |
タンク容量 | 約2.7リットル |

また、アマゾンや楽天を見ていると「ACK55W」というよく似た型番もあります。メーカーに確認したところ「販売ルートによって型式を変えているだけで製品は同じです」との回答でした。
- MCK~:大型家電量販店より販売
- ACK~:上記以外より販売(工務店、ハウスメーカー等)
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのセット
MCK55Wをはじめて使う準備として、脱臭フィルターをセットする必要があります。
脱臭フィルターが別部品として袋に入っているので、開封してセットします。
脱臭フィルターユニットに脱臭フィルターを取付けます。取付けるといってもはめ込むだけです。
プリンターの給紙トレイにプリンター用紙をセットするような感じです。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wの部品
MCK55Wはスリムタワー型なので、部品を縦に積み上げた構造になっています。
左側面です。取っ手がいくつかついています。
いちばん上が水タンクです。
水タンクを取り外すと、加湿トレーと加湿フィルターユニットがあります。
加湿トレーと加湿フィルターユニットを取り外すと、底面に脱臭フィルターユニットがあります。
はじめて使うときに取付けた脱臭フィルターがセットされた、脱臭フィルターユニットです。
この脱臭フィルターユニットの下には、集じんフィルターがあります。
MCK55Wの集じんフィルターは、MCK70Wなどのハイグレードモデルに採用されているTAFU(タフ)フィルターではなく、TAFUフィルターに比べると若干性能が落ちるHEPAフィルターが採用されています。このあたりは機能や価格の差があるので仕方がないところかなと思っています。
TAFUフィルターとHEPAフィルターについては、別記事で書いているのでよかったら読んでみてください。
水タンク、加湿トレーと加湿フィルターユニット、脱臭フィルターユニット、集じんフィルターが縦に積み上げた構造で格納されています。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wの水タンク
左側面に水タンクが格納されています。取っ手を持ち、レバーを押しながら外します。
水タンクの位置が高いので、楽な姿勢でワンタッチで取り外すことができます。
水タンクは幅広で浅いかたちをしているため、洗面台の蛇口に水タンクが接触せずに給水ができるのですごく使いやすいです。
水は口元まで入れることができ、2.7リットル入ります。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wの運転
前面にセンサーランプがあり、現在のホコリ・PM2.5・ニオイの強度がひとめで分かります。汚れやニオイが強くなるにつれ、緑→橙→赤へと変化します。
室内の湿度は30%~70%の範囲で10%刻みで表示されます。
①風量をかえたいとき
風量は「しずか」→「弱」→「標準」→「ターボ」の4つです。
②加湿空気清浄運転をしたいとき
部屋の空気をキレイにしながら加湿します。
③湿度を調整したいとき
湿度は「ひかえめ」→「標準」→「高め」の3つです。
- ひかえめ:湿度約40%を目安に自動運転
- 標準:湿度約50%を目安に自動運転
- 高め:湿度約60%を目安に自動運転
④コース運転をしたいとき
「風量自動」→「節電」→「花粉」→「のど・はな」の4コースです。
- 風量自動:空気の汚れ具合と湿度状態に応じて、自動的に風量を調整します。
- 節電:風量「しずか」「弱」のみを自動で切り換え、消費電力と運転音を抑えた運転をします。
- 花粉:5分ごとに風量「標準」↔「弱」に切り換わり、ゆるやかな気流をおこして花粉が床に落ちる前にキャッチしやすくします。
- のど・はな:のどや肌にやさしい湿度になるように自動で湿度を調整します。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのリモコン
リモコンが付属されているので、遠くからでも操作することができます。本体のON/OFF、加湿の入/切、しつど設定、コース、風量の操作をすることができます。
- 本体のON/OFF
- 加湿の入/切
- しつど設定
- コース
- 風量
リモコンが小さく(エアコンのリモコンの半分ぐらいの大きさ)、子供がすぐになくしそうなので我が家の場合は未開封のままにしておきました。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのフィルターの手入れ
プレフィルターが前面、左側、右側の3カ所にあり、約2週間に1度、掃除機でホコリを吸い取る程度で大丈夫です。
前面のプレフィルター
左側のプレフィルター
右側のプレフィルター
分かりやすく取り外しましたが、取り外さなくてもそのままの状態で掃除機でホコリを吸えば十分だと思います。
いちばん高い位置に吹き出しグリルがあります。汚れが気になったときだけ、拭き取りや水洗いをします。
脱臭フィルターユニットは、ニオイや汚れが気になったときだけ、掃除機でホコリを吸い取ります。
集じんフィルターは10年間、お手入れ不要です。掃除機や水洗いは禁止です。掃除によってフィルターが破損して穴が開いてしまった場合、集じん能力が低下してしまいます。集じんフィルターは10年を目安に交換します。

また別売りで、ウイルスが繁殖しやすい冬季などに空気清浄効果を高めるバイオ抗体フィルターもあります。
障子紙のような白い薄いフィルターで、子供たちが赤ちゃんの頃に使っていたダイキンの加湿空気清浄機には、インフルエンザなどのウイルスが大流行する時期につけていました。
加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのキャスター
寝室が狭いので掃除機をかけるときに自由に動かしたいと思い、別売りのキャスターを購入しました。
キャスターが4つとネジが8本入っています。
本体前面を上にした状態で倒し、ネジでキャスターを固定します。
設置してみた感想としては、ネジが短くてやりづらかったのと、ネジ穴が固かったです。リビングで稼働中のMCK70Wは本体の穴にキャスターを差し込むだけでとても簡単だったので、同じ形状だったらよかったなと思いました。
また、このキャスターは左右にしか動かないのも少し残念なポイントでした。
手前の左右2カ所にロックがあり、レバーを下げるとロックがかかります。
キャスターの他には置台もあります。キャスターと置台は併用することができません。
小さなお子さんや高齢者の方がいらっしゃるご家庭や施設に設置する場合は、キャスターより置台の方が安全かもしれません。
加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのレビュー
- ダイキンのMCK70Wを使っていて、ダイキンの加湿空気清浄機の良さはよく分かっていたので、このMCK55Wも満足しています。
- 寝室で使っていますが、音も静かで就寝中も全く気になりません。
- ホコリ、PM2.5、ニオイのセンサーがついているので部屋のキレイさが一目で分かったり、湿度も10%単位で表示してくれるので、部屋のうるおい度も分かり、部屋の状態を把握することができます。
- 27cm×27cmのスリムなタワー型なので、寝室や子供部屋などにもちょうどいいサイズです。
- 水タンクの位置が高いところにあるので、外しやすく給水もしやすいです。
- オプション品のキャスターが横方向にしか動かず、小回りがきかないことが残念でした。とはいえ、掃除や移動させるときにはあると便利です。
加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55Wのまとめ
エアコンを入れて就寝したときの起床時の喉の乾燥がひどかったのですが、このダイキンの加湿空気清浄機を使うようになってからは、喉の乾燥や声枯れ、喉の痛みがなくなりました。
また、寝室なのでホコリも気になっていたのですが、空気がキレイになる様子が一目で分かりとても満足しています。
これからの空気が乾燥する季節、インフルエンザが大流行する時期、花粉症の時期など、一年中、大活躍してくれることを期待しています。