
赤ちゃんがずりばいやハイハイを始めると、赤ちゃんの安全対策としてジョイントマットを検討しはじめますよね。
赤ちゃんの安全面だけでなく、クッション性と厚みで音や振動が伝わりにくくなる防音効果もあり、階下などの騒音トラブル抑止にもなります。
ジョイントマットは、サイズや素材、厚みなど様々な種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
3人育児中に何度かジョイントマットを買い直したので、気づいたことなど経験談まとめたいと思います。
この記事のもくじ
ジョイントマットのサイズ
ジョイントマットはサイズがいくつかありますが、大きく分けると通常サイズと大判サイズに分けられます。
通常サイズ | 30cm×30cm |
大判サイズ | 60cm×60cm |
他にも40cmぐらいの大判サイズもたまに見かけますが、大きく分けるとだいたいこのサイズであることが多いと思います。
我が家が初めて購入したジョイントマットは、通常サイズの30cm×30cmタイプでした。
特に深く考えず、このサイズを大量に買って帰りました。
通常サイズ(30cm×30cm)のメリット・デメリット
30cm×30cmのジョイントマットをリビングと和室の2部屋に敷き詰め、約2年ほど使っていました。
使っていて、私が感じたメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
①部屋のサイズに合わせやすい
一辺の長さが30cmなので部屋の広さに調整しやすいです。敷きたいスペースにピッタリにならない場合は、カッターやはさみで切って微調整すればきれいに敷き詰めることができます。
②交換しやすい
汚れなどで交換するときは、汚れがついているマットをピンポイントで交換すれば元通りになります。
③価格が安い
大判タイプに比べればサイズが小さいので、その分、価格も安いです。
デメリット
①敷き詰めるには枚数が必要になる
部屋に敷き詰めるにはある程度の枚数が必要になります。広範囲に敷きたい場合はそれなりの枚数を準備する必要があります。大量に買って帰り、部屋に敷き詰めるときは枚数が多いのでけっこう大変でした。
②つなぎ目が多いのでずれやすい
ジョイントマットは踏んだり歩いたり、場所によってはテーブルや椅子などの家具が乗っていることもあるので、日々の生活の中で少しずつずれていきます。
特に、全体の面積から見たときに、30×30cmのジョイントマットはつなぎ目が多いのでずれやすいです。ずれやすいということは、ずれた隙間からゴミも入りやすいのでマットの隙間や下にゴミが溜まりやすくなります。
また、ジュースなどの水分をこぼしたとき、ジョイントマットの面積が狭いのでつなぎ目までジュースが到達してしまう可能性が高いです。
つなぎ目から入り込んだお菓子のカスやジュースで、床がベトベトになっていることもよくありました。ジョイントマットを剥がし、洗って乾かし敷き直しました。
③掃除が大変
ジョイントマットを剥がして床に掃除機をかけたときは、枚数が多いので敷き直しするのがとても大変でした。
赤ちゃんのお世話をしながらの掃除なので、けっこうな労力と時間がかかります。
だんだんとジョイントマットの敷き直しが面倒になってきたので、ジョイントマットの上から掃除機をかけて終わりにすることが多くなり、隙間やジョイントマットの裏側にどんどんゴミが溜まるようになりました。
大判サイズ(60cm×60cm)のメリット・デメリット
30cm×30cmのジョイントマットを約2年間使用しましたが、マットがずれやすいのと掃除しづらかったので、60cm×60cmの大判サイズに買い替えました。
メリット
①敷き詰める枚数が少ない
通常サイズ4枚分が大判サイズ1枚分なので、通常サイズに比べて敷きつめる枚数が少ないです。ということは購入する枚数も少なくて済みます。
②隙間にゴミが入りづらい
全体の面積から見たときにつなぎ目が少ないのでゴミが入る隙間が少なく、また、ジュースなどをこぼしてもジョイントマットの面積が広いので、マットの範囲でおさまることが多くサッと拭くだけで済みます。
③敷き直しがラク
ジョイントマットを剥がして掃除をする場合でも、枚数が少ないので敷き直しをするのが苦になりません。掃除がしやすいのは赤ちゃんの衛生面にとって必須だと思います。
デメリット
①部屋のサイズに合わせづらい
一辺の長さが60cmもあるので部屋のサイズに合わせづらく、カッターやはさみで切る場合でも無駄になる範囲が多くなります。
②ピンポイントで交換できない
汚れなどでジョイントマットを交換する場合、汚れている箇所は一部分だけなのに、60cm×60cmの範囲を交換しないといけないのでもったいないです。
③価格が高い
通常サイズ(30cm×30cm)に比べれば大きいので、価格も割高になります。
ジョイントマットの厚みは1cmがおすすめ
ジョイントマットの厚みとして1cmや2cmなどがありますが、個人的には1cmがおすすめです。
ずりばいやハイハイをしている間は2cmでも大丈夫ですが、つたい歩きやヨチヨチ歩きをし出したとき、まだまだ足腰は不安定です。ジョイントマットを敷いていないエリアに足をついたときに、2cmの段差は赤ちゃんにとってとても大きいです。また、クッション性がありすぎると、かえって歩きづらい場合もあります。
赤ちゃんが段差も自然に歩けるようにという意味でいうと、1cmがおすすめです。
また、ジョイントマットに厚みがあるとドアに接触し開閉できないこともありえるので、ドア付近まで敷き詰める場合はドアと床の隙間を確認した方がいいと思います。
予備のジョイントマットを保管するときや収納するときも、厚みが2cmあると場所をとると思うので、私は1cmぐらいがおすすめです。
ジョイントマットは単色がおすすめ
よく「白×茶」で敷いている写真を見かけますが、交換するときにまた同じ色を敷かないとインテリア的に気になってしまいます。
ジョイントマットは消耗品なので、汚れなどで何度か交換していると同じ色ばかり減っていくこともあります。
我が家も最初は「白×茶」を敷いていましたが、交換するジョイントマットと同じ色のストックがない場合は買い足していました。いまから思えばとても不経済でした。
配色のことを気にしなくていい単色をおすすめします。
ジョイントマットの知育タイプはやめた方がいい
ジョイントマットの中央部分が動物やアルファベット、数字になっていて、外して遊べるようになっている知育のパズルマットもありますが、個人的にはおすすめではありません。
「遊べて楽しい」「知育になる」と思いがちですが、つけてもつけてもすぐに外されます。外したパーツを口に入れます。パーツの一部が切れたりしたら誤飲の可能性もあります。
衛生面や安全面から考えても、パズルタイプはやめておいた方がいいと思います。
ジョイントマットのサイドパーツ(ふち)はいらない
ジョイントマットのつなぎめはギザギザしてホコリが溜まりやすいので、つなぎめにはめるサイドパーツ(ふち)をつけると、掃除もしやすく見た目もスッキリします。
でも、知育パズルと同様、子供はサイドパーツをすぐに外しておもちゃにします。特にサイドパーツは口に入れやすい形状になっていることもあり、気づけばよくハムハムしていました。
これもパーツが破損して誤飲するのが怖かったのと、すぐに口に入れてしまい不衛生だったので、途中からすべて外しました。
サイドパーツをつけていて感じたのは、壁にピッタリとくっついている部分は子供が気づきにくいようで外さなかったので、壁の隅の方だったらつけていても大丈夫だと思います。
ジョイントマットは大判タイプがおすすめ
我が家は最初、「30cm×30cm」「白×茶」を購入しましたが、ずれやすい、ゴミが溜まりやすい、敷き直すのが大変などストレスが多かったので、二人目が産まれたタイミングで、「60cm×60cmの大判タイプ」「単色」に買い換え、とても満足しています。
3人子育て中の私のおすすめをまとめると以下のとおりです。
- 60cm×60cmの大判タイプ
- 単色
- 厚みは1cm
- 知育タイプのパズルマットは誤飲の可能性がある
- サイドーパーツはハムハムしない月齢になってからつけた方がいい
とても個人的な意見ですが、ジョイントマットを選ぶときの参考になれば幸いです。